投資家が知っておくべき3つのチャート分析

投資手法・テクニック

こんにちは。堤 国之助です。

 

 当サイトでは、個人投資向けには基本的に「複利効果を利用した中長期の積立投資」を推奨しています。個人投資家が持つ「時間」という武器を最大限に活用できること、再現性が高いことから、多くの方に適した投資法だと自信を持ってお伝えできるからです。

 一方、投資を始めると株価のチャート分析(テクニカル分析)に関心を懐かれる方が多々います。私個人でも、短期売買時にはいくつかのチャート分析手法を利用しています。今回はその中から、特に利用頻度が高い3つのチャート分析をご紹介します。

 

そもそもチャート分析は役に立つの?

 チャート分析は肯定派、否定派で主張が大きく分かれる手法です。

 肯定派の意見は、投資家はチャート分析を意識しながら売買するため、「株価上昇のチャートを発見」⇒「多くの投資家が対象銘柄を購入」⇒「多くの買い注文によって、株価が上昇」となり、結果として株価が上昇するというものです。

 対して否定派は、株価はランダム(上昇か下落)に変動していくため、過去のチャートを見ても予測不可能というのが主流の発想です。(こうした思想を「ランダムウォーク理論」といいます。)

 どちらも一理ありますが、チャート分析を信じる人が多ければ、それだけ買い/売り注文が増加するのは否定できないと思います。そのため今回は、投資家が特に注目する3つのチャート分析をフォーカスしました。

 

3つのチャート分析

① 上値抵抗線突破

 上値抵抗線突破は、株価が一定の範囲内で上下を繰り返している状態を上抜いた時に確認できるチャートです。個別銘柄だけでなく、日経平均の解説等でもよく用いられます。

 株価が範囲内で上下を繰り返すのは、範囲の上限つまり上値で売却したい投資家が多いため、上値になると売り注文が増加するからです。よって、この壁を超えると、売り注文量が少なくなるため、株価が大きく上昇していく傾向にあります。

 下記チャートは(株)イノベーション(3970)の2019年1月から7月までの株価推移です。直近半年は900円近辺が上値抵抗線となっていましたが、900円を超えると株価が大きく上昇しています。

② ボリンジャーバンド

 過去の値動きを表す移動平均線に、過去の値動きから計算される値動きの幅の目安となる線を加えたものです。統計学的に価格が目安線の範囲内で納まる確率は約95%となるため、上昇トレンドや下落トレンドを分析するのに有効とされています。

 

 下記チャートは川崎汽船(株)(9107)の2019年4月から7月までの株価推移です。ボリンジャーバンドの範囲内で上昇、下落を繰り返していることが明白です。

③ 窓埋め

 株価が急激に上昇/下落した際に、チャート上に隙間が発生します。この隙間を「窓」と呼びます。窓が発生すると、窓埋めと呼ばれる、窓を埋めるような売買が発生しやすいといわれます。

 

 下記チャートはJT(2914)の2019年4月から7月までの株価推移です。窓が発生し、株価が大きく下落したため、割安と考える投資家によって買い注文が増加します。結果、株価は上昇トレンドとなり、元の株価に戻っていくのです。

 以上、投資家が知っておくべき3つのチャート分析をご紹介しました。チャート分析手法は他にもたくさんありますので、興味を持たれた方は勉強していくと、資産形成が捗るかと思います。ご愛読いただき、ありがとうございました。

 

JTに関しては、別記事で中長期の利益などのファンダメンタルズ分析の記事もあります。よろしければこちらもどうぞ。

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