こんにちは。飯田隆太です。(twitter:リュータ)
本サイトを読まれている方は、資産形成の重要性は感じているものの、未だ投資を始めてない方や、何から始めたらよいかわからないという方もいらっしゃるかと思います。
また、運用するには、まずは「証券会社」で口座を開くことが必要ですが、証券会社は数が多く、どの証券会社にしたらよいかわからない、というお悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。
そこで、以下では、証券会社とはなにか、証券会社を選択するポイント、そしておすすめの証券会社を紹介していきます。
(本記事は、bizSpa!フレッシュ様に寄稿した「老後2000万」解決の第一歩。ネット証券どこがおすすめ?」を改訂したものです。)
おすすめは「ネット証券会社」の3社
証券会社とは、「株式や債券の売り買いができる場所」を提供してくれる会社と認識してもらえれば、まずは十分です。
国内には数多くの証券会社が存在しますが、大きく分けて「店舗型」と「ネット型」の2種類に分類できますが、おすすめは「ネット型」になります。
「店舗型」は、実店舗を持ち、顧客毎に営業員の担当がつきます。大手では野村證券や大和証券などがあります。「ネット型」は、実店舗を持たず、インターネット経由で売買が可能となります。実店舗を持たず、営業担当がいないため、店舗型と比べて手数料が安いのが大きな特徴です。
基本的には手数料が安く操作性も高い、「ネット型」で、その中でも選ぶべきは「SBI証券」、「楽天証券」、「マネックス証券」の3社で問題ないでしょう。
理由としては、口座数を見てもわかるように、同3社の口座数が最も多いです。
口座数が多いということは、他社よりも預かり資産も多く、それだけ手数料ならびに売上を稼げているといえます。
そして、稼ぎが多ければ、キャンペーン(キャッシュバック、手数料引き下げ)やポイント投資(Tポイントや楽天ポイントで金融商品が購入可能)など新たな仕組みの導入が可能になります。また、この3社は常にお互いのキャッシュ・バックや手数料引き下げのキャンペーンの競争をしているため、今後も業界最安レベルの手数料が維持されていくと考えられます。
それでは次に3社各社の特徴を見ていきましょう。
証券会社別 口座数
証券会社 名称 |
口座数 |
SBI証券 |
426万口座 |
楽天証券 |
261万口座 |
マネックス証券 |
176万口座 |
松井証券 |
113万口座 |
カブドットコム証券 |
108万口座 |
(出所: 各社2018年IR資料より作成)
SBI証券
SBI証券は、国内最大級のネット証券会社です。安い手数料、使いやすい操作性、豊富な商品ラインナップで人気を博し、ネット証券会社の中でも最多口座数を保有しています。
米国株式をはじめとし、インド、中国、シンガポール、インドネシアなど世界各国の金融商品が業界最安レベルの手数料で購入できます。もちろん、当サイトで紹介しているS&P500をはじめとしたインデックスに連動する優良ETFも購入可能です。外国株式投資を始めたい人には外せない選択肢でしょう。
また最近はじまった、ツタヤTポイントで投資信託が購入できる「ポイント投資」サービスも魅力です。日々のお買い物で溜まっているTポイントを投資信託の購入に回すことで、効率的に資産形成をすることができます。
楽天証券
楽天証券は、楽天のグループ会社です。楽天証券の最大の特徴は、クレジットカードを利用して投資信託を購入できる点です。一般的に、金融商品は現金・預金で売買され、クレジットカードは対応されていません。しかし、楽天証券では楽天カードで100万円投資した場合は、1万円分の楽天ポイントが付与されるので、これだけで1万円分の利息を得ているのと同じことになります。
積立NISAで購入する場合も、クレジットカードで投資信託は購入可能で、もちろん1%のポイントをもらえます。私も、積立NISAの専用の証券口座として利用しています。
楽天証券も楽天ポイントで投資信託を購入することができます。私も、楽天カードで溜まった楽天ポイントは、自動的に投資信託の購入に使われるように設定しており、効率的に資産形成をできていると感じています。
マネックス証券
マネックス証券は、商品・サービスが充実したネット証券です。他社に比べて多くの米国株を扱っているため、将来投資の幅を広げる際には非常に有効です。また、キャンペーンも他社に先駆けて始めることも多いので、登録しておいて損はないでしょう。
3社すべての口座を作成するのがオススメ
代表的な3つの証券会社をご紹介しましたが、面倒でないのであれば3社とも口座を開設しておくことをおすすめします。
熾烈な顧客競争を背景に、各社はお得なキャンペーンを定期的に実施します。例えば、SBI証券では 関連の住信SBIネット銀行での、2019年3月末までの米ドル買い付け時の手数料が無料となるキャンペーンを実施していました。「店舗型」の大手証券会社で100万円の日本円を米ドルに換えれば、約1万円かかりますので、手数料無料の効果は大きいです。
こうした、タイミングを逃さないためにも、複数の証券会社を利用することをお勧めします。
また、証券会社、各社での商品の取扱数には限りがあるため、今後の記事でも紹介する好条件・人気の商品はすぐに売り切れてしまうことが考えられます。購入可能性を上げるためにも、複数の証券会社の口座を持つ意味はあるといえます。
以下は関連記事です。楽天カードを持っている方は、楽Payのキャンペーンで、6%還元の恩恵をもらってしまいましょう。
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