10月は上昇相場で終了 – 財務安定性、経済動向に影響を受けにくい「クオリティ銘柄」を中心に伸び

資産運用 全般

こんにちは。堤 国之助(twitter:kuninosuke1)です。

 

 今回は、世界経済の動向に左右されずに成長し、財務の安定性もある「クオリティ株」をご紹介したいと思います。

 

平穏と上昇で終わりを迎えた10月相場

 2019年の10月は株価上昇で幕を閉じました。10月に入ってから、外国人投資家は7,000億円以上、日本株を買い越していました。アメリカに対して出遅れていた日本株に目が向けられてきたのでしょう。同時に、年末に向けての投資家の強気の姿勢が表れています。

 

財務安定性と経済トピックに踊らされない「クオリティ株」が成長

 10月には上場来高値を更新する個別株も増えてきました。それら企業の多くに共通することは、①世界経済の動向(特に最近では米中問題や欧州離脱問題)に左右されにくい銘柄であること、②財務安定性が高いことです。これらの条件を満たした銘柄は通称「クオリティ株」と呼ばれます。

 下記表は、10月に上場来高値を更新した日米の主な企業群です。内需銘柄やディフェンシブ銘柄が目立ちます。米中問題や英国の欧州離脱問題が解決しない状況下では、景気敏感株を避け、こうした銘柄に資金を向けて利ザヤを狙う投資家の姿が伺えます。

 

〈米国のクオリティ銘柄一覧〉

#

企業名

主要事業

昨年末比の
株価騰落率

1

ターゲット

ディスカウントストア

68.5%

2

アップル

スマートフォン

54.2%

3

ダラー・ゼネラル

1ドルショップ

50.8%

4

ホーム・デポ

ホームセンター

36.6%

5

ウォルマート

小売り

28.1%

6

ナイキ

スポーツ用品

24.5%

S&P500種株価指数

19.9%

 

〈日本のクオリティ銘柄一覧〉

#

企業名

主要事業

昨年末比の
株価騰落率

1

エムスリー

医療情報サービス

77.7%

2

オリンパス

医療機器

72.3%

3

野村総研

システム構築

69.8%

4

OLC

テーマパーク

49.9%

5

バンナムHD

ゲーム

42.9%

6

大陽日酸

産業ガス

38.3%

日経平均株価

19.9%

 

 

自分だけのポートフォリオを作る

 当サイトでは、ETFや、高配当株の中長期間での積み立て投資を推奨しています。一方で、ここ最近は投資初心者を脱した方々から、自己流のポートフォリオを形成したいという相談も受けております。今回ご紹介したクオリティ株が、高配当株やディフェンシブ株と並んで解答の一つとして、検討材料になればと幸いです。

 

 

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以上、世界経済の動向に左右されずに成長し、財務安定性もある「クオリティ株」をご紹介しました。ご愛読いただき、ありがとうございました。

 

堤 国之助

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