手形とは、将来の特定の日に特定の金額を支払う旨を約束した有価証券のことである。手形に記入された金額(手形額面)に見合う資金がなくとも、手形を発行することによって商品の仕入れなどを行うことができる(現実の支払いを先延ばしすることができる)。支払期日(定められた特定の日)には、手形の金額を必ず支払わなければならず、万が一、支払期日に資金を用意できなかった場合は「手形不渡り」となり、手形の発行者は信用を失うことになる。なお、6ヵ月以内に2度の不渡りを出すと銀行取引停止(事実上の倒産)となる。商品の販売時などに手形を受け取った場合、これを「受取手形」として資産計上する。
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