原価差異 – Cost Variance

実際原価計算で予定価格や予定配賦率によって算出した原価あるいは標準原価計算における標準原価と実際発生額との差額をいう。特に、標準原価と実際発生額との差異を標準差異と呼ぶ。原価差異は売上原価または棚卸資産に配賦されることで、製品原価を構成するとともに、分析結果は原価管理にも利用される。実際原価計算における原価差異としては、材料副費配賦差異、材料受入価格差異、材料消費価格差異、賃率差異、製造間接費配賦差異、加工費配賦差異、補助部門費配賦差異、振替差異などがあり、標準原価計算における原価差異としては、材料受入価格差異、直接材料費差異、直接労務費差異、製造間接費差異などがある。

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