コロナ相場で注目すべき経済指標

投資の基礎知識・思考方法

こんにちは。堤 国之助(twitter:kuninosuke1)です。

 

 国内外で景気の悪化を示す指標の公表が相次いでいます。新型コロナウイルスが主因であるのは明確ですが、今の局面では株価を見る上で、データの鮮度が非常に重要です。今回は日米の注目すべき指標と、その発表ローテーション、指標の見方を纏めます。

注目すべき指標一覧

 下の表は、日米それぞれで株価に大きく影響を与える注目すべき指標です。どれも一度は耳にしたことがある指標化と思います。他にも多くの経済指標は存在しますが、まずはここに列挙された指標を抑えるとよいでしょう。

 

発表データのタイムラグ

 上記指標が株価を抑える上で重要なことはお伝えしました。しかし、現在の局面では必ずしも万能とは言えません。なぜなら、調査から発表までにタイムラグがあるため、足元の情勢が把握できないためです。

 4月3日に米労働省が3月の雇用統計を発表し、非農業部門の就業者数が前月と比べて70万1,000人減少していることが判明しました。就業者数の減少は2010年9月以来9年半ぶりであり、ニューヨーク・ダウは反落しました。注意すべきなのは、このデータは2週間前までしか反映できていない点です。昨今の情勢を見ていると、足元の雇用情勢は一段と悪化しているように予測できます。その度合いをどう見るかは、市場関係者の中でも意見が割れています。

 

指標のタイムラグへの対策

 集計作業などが発生する以上、指標の調査と発表でタイムラグが生じることは回避できません。ですので、個人投資家は複数の指標を複眼的に見ることが必要となります。上記指標で自分が知らないものがあれば、是非ともトラッキングしてください。そのうえで株価動向の予測、自身の投資計画に取り入れていただければと思います。

                

 以上、コロナ相場で注目すべき経済指標をご紹介しました。ご愛読いただき、ありがとうございました。

 

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